
【特集1】膝の痛みの救世主!非変性II型コラーゲンとは
ここでは、膝の痛みの改善に効果のある非変性II型コラーゲンについて軟骨に働く仕組みや特徴などを紹介しています。
膝の痛みに効果アリ?非変性II型コラーゲンとは
軟骨成分の代表としてコラーゲンをイメージする方も多いと思いますが、実はコラーゲンは1種類ではなくいくつかの型があります。
<コラーゲンの種類の例>
- I型コラーゲン…皮膚の9割を占めているコラーゲンです。化粧品など、美容の分野で言われるコラーゲンがこちらになります。
- II型コラーゲン…関節部分の軟骨に多く含まれているコラーゲンです。カルシウムが骨へ定着するのを助ける働きもあり、関節痛サプリメントなどに多く含まれます。
- III型コラーゲン…1型コラーゲンに似た、皮膚に多く含まれる成分です。肌の水分を保持し、潤いを保つはたらきをもっています。
このように、皮膚に多く含まれるのがI型、関節にある軟骨に多く含まれるのがII型とされています。
ただ、膝痛を改善するためにはII型を摂取するのがよいのですが、加熱すると効果が得られなくなってしまうという特徴が。
そのため長年活きたまま取り出すのは不可能とされてたのですが、1993年にハーバード大学で活きたままの状態(非変性)でII型コラーゲンを取り出すことに成功。
膝の痛みに対する有効性が発表されたため、一躍注目を集めるようになりました。
これが非変性II型コラーゲンと呼ばれるものです。この非変性II型コラーゲンは、体内のII型コラーゲンと構造がほぼ同じであるため、分解されずにしっかりと小腸に届き、体内に吸収されます。
小腸は体内の免疫を司っているため、そこで吸収される非変性II型コラーゲンは、身体にとって安全なものであると判断されるそう。
関節痛は、本来体内にあって味方であるはずの非変性II型コラーゲンを、免疫系が攻撃することで起こります。
非変性II型コラーゲンを体内から摂ることで、改めて非変性II型コラーゲンは安全なものだと身体が理解し、攻撃をやめる、という理屈です。
このほかにも、非変性II型コラーゲンにはグルコサミンやコンドロイチンといった関節によいとされる成分と同じような働きがあるそう。
じっさい臨床試験の結果では、グルコサミンやコンドロイチンを摂取した時よりも2.5倍の速度で効果があることが確認されています。
有名大学でも臨床試験が行われるなど、その注目度は年々高まっているようです。膝など、関節に悩みを抱える方は、是非チェックしてみることをおすすめします。